今日は利尻島の海の駅『おしどまり』にて起床。
そんな今日の天気は曇り。そしてこれから雨に変わる。
昨日の予定では停滞しようかなと思っていたのだが
まだ雨が降っていないし、少し日が見える！
停滞してても寒いだけでやることないしこりゃあ行くしかないと思い出発することに。
てことで今日利尻島を一周する！
それでは出発！
利尻島はこのように自転車専用ロードがあるんだ。
だからめっちゃくちゃ走りやすい！
しかも今日はめっちゃめちゃ強い追い風だったんだ。
誰かに後ろから押されてるかと思うくらいにスイスイ進む。
そしてまずは
姫沼！
風がなく、晴れている日なら綺麗に利尻富士がこの沼に写るらしい！
でも今日は風がめちゃめちゃ強いし、曇り空。
全く見えなかった。（笑）
その後も追い風にびゅんびゅん乗せられながら進む。
そして次に見えてきたのは
白い恋人の丘と言われるところ！
白い恋人のパッケージになったところだ。
雲が山の頂上付近に溜まってて、いつもなら曇どいてくれ〜と思うのだろうけど『白い恋人の丘』ということで、白い恋人感が出てて良いなぁなんて思った。
そしてその後も漕いでいく。
やっぱりやべえ！追い風ビュンビュンだ。
利尻富士もかなりすごかった。
山に白い塊が乗っているようだ。幻想的だなぁなんて思いながら漕いでいた。
そして
利尻島にある博物館へ行ったり
めちゃくちゃ美味い利尻ラーメンを食べたりと、
雨はまだ降っていないし、自転車漕ぐの楽だし今日は最高の1日だった。
ラーメン屋を出てから、礼文島で出会ったチャリダーの方におすすめされた利尻島の温泉へ行った。
湯は茶色で少しぬめりがあり、最高だった。
温泉から上がり、休憩室でゆっくりして、雨が降る前にフェリーターミナルへ行こうと思い出発するこに。
この温泉からフェリーターミナルまでは13キロほどだ。
もう心も体も最高な状態だし残り13キロなんて余裕だと思っていた。
すると建物を出て、少しすると爆風が吹いた。
本当に爆風だった。
でも行かなきゃいけないので自転車を漕ぐ。
その爆風はまさかの向かい風だった。
さっきまでの追い風とは全く逆の鬼の向かい風。
こんな状況で自転車13キロも漕げるのかと思いつつもやるしかないので漕ぐ。
2キロほど漕ぐと、自転車専用ロードを見つけた。ここなら風を防げると思い、行くことに。
そしたら見事に風を防げたんだ。
ていうか追い風にもなった。
これでスイスイだーと思いながら3キロほど漕ぐ。
ちなみに島を時計回りに漕いでいたのでずっと左に海、右に山だった。
しかし気づいた時には右に海、左に山と変わっていたのだ。
まさかと思い地図を見ると逆方向に進んでいたのだ。
俺たちが進んだ自転車専用ロードは逆方向に道が伸びていたのだ。
最悪だと思いながら3キロ引き返すことに。
ただでさえ無駄な距離は漕ぎたくないのにそれが向かい風の日だよ。本当に最悪だった。イライラもした。
そしてしばらくすると雨が降ってきた。
風は間違いなくこの旅で経験した中で一番強くて下り坂も風が強すぎて自転車が止まるほどなんだ。
気温もめちゃくちゃ低いし。
まさに地獄だ。
そこからは俺は心を無にして自転車を漕ぐことにした。
イライラしてても仕方がないということを学んできたからだ。
ちなみにさかい君は風にずっとブチギレてたらしい。（笑）
おれも旅に出て一ヶ月目はずっとブチギレてたからなんだかその感情が懐かしいなぁと感じた。
そしてなんとか漕ぎきり
フェリーに乗り込んだ。
本当に疲れた。フェリーではひたすらぼーっとしていた。
そして稚内へ戻り、今は3日前と同じライダーハウスにいます。
なんだか久しぶりに地獄を味わいました。
もう利尻島なんて絶対行きたくねーって思っちゃいました。それほどきつかったです。
でもそれと同時に、こういうのを含めて自転車旅なんだなと再確認しました。
せっかく島に行ったなら晴れた日にのんびりするのが良いんだろうけど、そういうのが出来ない不便なのが自転車旅。
でも
自転車旅をしていて一番嬉しいことはなんだろうと少し考えてみたんです。
人と出会えた時、人に優しくしていただいた時、最高の景色と出会えた時、美味しいものを食べた時、布団で眠れる時、追い風の時などなど考えるといろいろあるけど
一番はやっぱり
『きつい思いをして自転車を漕ぎ
ゴールに辿り着いた時』
だと思いました。
この達成感は何にも変えられません。
やりきった先に見える景色も最高です。
そんな最高の景色と久しぶりに地獄を味わわせてくれた島。
ありがとうな！
礼文島、利尻島に思い残すこと一切なし！
6月20日
北海道利尻富士町（利尻島一周）→稚内市
走行距離 73キロ
総走行距離 8845キロ
明日は疲れもあるので一日停滞しようと思います！
疲れが取れたら次の町へ進みます。
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