今日は道の駅『はしかみ』にて起床。
椅子の上で寝たからちょっと体はバキバキだけどまあいい。
そんな今日は三陸海岸や。
とりあえず仙台までの400キロちょいの道のりを4日間に分けて漕ぎたいと思う。
今日は120キロ先の道の駅を目指して進む。
楽しみでもあるんだけど少し不安だ。こんなに坂道登ったことないからだ。
まあでもそんな時は過去の自分から勇気をもらう。過去の自分は毎日がもっともっと不安だった。てことで今の自分はそれと比べるとへっちゃらさ。
てことで行ってきます！
朝5時半、出発！
なんだこの太陽と雲のよう分からん景色。目玉焼きか。
でもすげえ幻想的だな。
そこに飛び込んでいき
まずは岩手に入る。
こんなこと言うなんて青森県めっちゃいい奴だな。
そしてしばらく漕いでこんな看板を見つけた。
ここからは東日本大震災での津波震災区間のようだ。
でもここにいてもここまで津波が来たのが信じられなかった。
ていうかここまで波が来るのが想像できなかった。
津波の被害にあった人たちもそうやって思ってたんだろうね。
津波の中継をテレビで見ていた時、なんで避難しないんだよって思っていたけどここに来てその理由が分かった。
こんな感じの看板が今日は沢山あった。
今日は色々と感慨深い気持ちになりながら漕いでいた
と言いたいところだが、そうなれるのは少しの間だったぜ。
なんてったって
坂道がえぐい。
坂を登ると霧が現れる。
そして坂道を下ると
霧がなくなる。
霧があるのは標高が高いところだけだってよく分かるねこの写真。
そしてしばらく漕いで行くとこんな場所に出た。
津波対策として堤防が出来上がっていたんだ。
ここも元々は津波の浸水区域だったからこれからの対策としてこれを作ったのだろう。まあやってることは間違いないよね。間違いない。人間の命が何より大事だし、、
でも本来見えるはずの海が見えなくなっていたんだ。
道路を挟んで反対側には公園があったんだけど、活気がなかった。そしてどこか寂しさも感じられた。
まあでも仕方ないのかな。
二度と同じ目に遭いたくないしね。
できる限りのことをしてるって感じだよね。
そして海沿いの道に来て少し平坦かなと思いきや
また登り。
結構マジな話で、今日の道のりの9割が坂道、1割が平坦って言っても良いくらいに坂道ばかりだった。
そして
今日の最難関ポイント、国道45号最高地点に到達。
マジでキツかったね。ここに来るのは。
歩きて〜って何度思ったことか。（笑）
でも俺は歩かねえよ！！
紀伊半島でのあの屈辱はもう味わいたくないし自分で決めたことだから！！
って言い聞かせながらひたすら自転車を漕いでいた。
その後もどんどん登る。
上からの眺めはめちゃくちゃいいね。
漕いでる時は景色も何もないしよく分からないけど、漕ぎ切ってから見える景色は最高。そして俺こんな登って頑張ってんなぁって思う。（笑）
途中おばちゃんにパンをもらったりして元気をもらいながら漕いで行き、今日の目的地の道の駅に到着。
昨日と同じく今日も24時間空いている休憩所がある。
最高。
でも
ここでゆっくりしていたら急に風呂に入りたくなった。
今日は途中から晴れて暑くて汗かいたし何より疲れが溜まりまくってる。湯船に浸かりたい。
でもここにはない。
ここから20キロ離れた街に風呂と道の駅を発見。
よし、行こう。この時点で120キロくらい漕いでいて、獲得標高は1500mを越えていてかなり疲れていたけど
風呂のためだ。行くしかない。
って事で出発。
その後ももちろん坂のオンパレード。写真撮ってる暇はなかった。
マジでキツかった。
でも歩かねえったら歩かねえ！馬鹿野郎！三陸の馬鹿野郎！と言いながら漕いでた。
そして
目的地の3キロ手前にある『浄土ヶ浜』に到着。
あぁ、天国いきそー。
結構いいところだった。完全にご褒美だね。
そして浄土ヶ浜を後にして、銭湯に入り、スーパーで夜飯を買い、無事に道の駅に到着。
ここも元々浸水してた場所らしい。
色々考えちゃうね。
まー今日は疲れた！
今日だけで獲得標高1800m越えだ。
これは間違いなく今までで一番登った。
マジで疲れたけど意外といけるもんだね！
やっぱり人間は成長するもんだ。
明日も坂道のオンパレード。
頑張りまーす！
それではまた明日
7月15日
青森県階上町→岩手県宮古市
走行距離 138キロ
総走行距離 10816キロ
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