今日は陸前高田市の公園にて起床。

近くには野球場やら色々あるんだけど全てが新しい。

全部作り直したんだなと考えるとすごすぎる。

今日は昨日野宿予定だった近くの道の駅にある『東日本大震災津波伝承館』に行ってから先へ進もうと思っている。

伝承館が開くのは午前9時。それまでこの公園で待機だ。

7時の時点で気温は25度。暑すぎる。

でも出来ることを時間のあるうちにやっちゃおうと思い

洗濯をし

寝袋を干したりして時間を潰していた。

そして9時過ぎ、出発し、すぐに到着。

中に入った。

津波について様々なものを見て、知れたけど中でも一番記憶に残っているのは二つある。

一つは消防士の話。

これは津波に押し流された消防車の写真なんだけど、

この消防車は、津波襲来の直前まで、住民への避難指示に奔走していて、直ちに高台へ避難するよう繰り返し住民に呼びかけていたという。

津波の襲来が予測される時、津波の侵入を防ぐために水門を閉鎖する必要があり、その役割を担っていたのは消防団員。また、津波の迫り来る中、避難の呼びかけや誘導を行い、一人では避難できない人たちを救助していた。

『自らの地域は自らで守る』という精神に基づいて

直ちに避難しない住民への説得や避難介助を行う中で逃げ遅れた団員もいるという。

地域のためにここまでたたかう消防士。

人としてカッコ良すぎる。

でも

消防士だって一人の人間。消防士の方々を守っていくこともこれからの課題となるなと感じた。

そのためにはまあよく聞く言葉だけど、一致団結する必要があるね。

そしてもう一つ。

津波によって道路が瓦礫だらけになって、緊急車両が通らなかったのだが、

道路開通のための瓦礫の撤去をなんと一週間で行ったらしい。

二次災害の危険性もあり、身内の安全の確認が分からない中、地元の方々が協力していたことが分かる。

あの時俺は何をしていただろう。たしかあの時は小学6年生だ。

たかが計画停電であーだこーだ言っていたかもしれない。

そんなことを思いながらその後も歩きながら園内をまわる。

これは津波によって壊されたもの。

ここを歩いて

奇跡の一本松を見つけた。

ここ陸前高田市には松の木がたくさんあったという。それが津波で流され、この一本だけが残ったらしい。

たくましく感じた。他の全ての流された松の木や、津波で亡くなった方々の生きたかった思いがこの一本の木に込められているように感じられた。

そして午前は終了。

ここから90キロ先の道の駅へ行く。

今日も登り坂だ。

出発。

かなり暑いなぁ今日も。

今日の最高気温は32度だった。

入道雲を見ると夏を感じられるね。

でもさすがに暑過ぎて今年初のガリガリ君をチャージ。

めっちゃ美味かったけど冷たすぎて腹痛くなった。

その後も漕いでいく。

青森からかっ飛ばしてきた疲れがあって後半はあまり力が出なかった。

コンビニで昼寝したりして体力を回復しながら

久しぶりに感情を無にして漕いだ。

これは紫陽花?ちょっと違うかな?

分からんけどめっちゃ綺麗だ。道端に咲いていた。

山に囲まれたところにいきなり鳥居が現れた。

地元の方にとっては大切な場所だろうね。

自衛隊が練習してるところを見ながら

今日の目的地の道の駅に到着。

ここはコンビニが近くにあり、温泉が併設されている神な道の駅。最高だ。

今日は色々なことをまた感じた一日だった。

三陸海岸、坂道めちゃくちゃ厳しいけど日本人として、いや一人の人間として通るべき道だと感じた。

色々なことを学ばせて頂いた。

ありがとう、三陸海岸。

いよいよ明日は仙台だ。久しぶりの都会。楽しみだ。

7月17日

岩手県陸前高田市→宮城県石巻市

走行距離 97キロ

総走行距離 11030キロ

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